SONYイヤホンWF-1000XM4とWF-L900(LinkBuds)を両方買って比較してみた!
長らくSONYイヤホンWF-1000XM3を愛用していました。
しかし,いよいよ気になっていたWF-1000XM4とWF-L900(LinkBuds)を両方買って比較してみました。
これがねえ…すごい進歩なんですよ。というわけで,2つを自腹購入してみた率直な感想をお伝えしたいと思います。
WF-1000XM4のスペック
ヘッドホン部 | ||
---|---|---|
型式 | 密閉, ダイナミック | |
ドライバーユニット | 6 mm | |
マグネット | 高磁力ネオジウムマグネット | |
質量 *2 | 約7.3 g x2 | |
ヘッドホン部(その他) | ||
電源 | Li-ion | |
充電時間 | 約1.5時間 | |
充電方法 | USB充電(ケース使用)、ワイヤレス充電(ケース使用) | |
電池持続時間(連続音声再生時間) | 最大8時間(NCオン) / 最大12時間(NCオフ) | |
電池持続時間(連続通話時間) | 最大5.5時間(NCオン) / 最大6.0時間(NCオフ) | |
マイクロホン部 | ||
型式 | MEMS | |
指向特性 | 全指向性 | |
付属品 | ||
USBケーブル | USB Type-C™ cable | |
Bluetooth | ||
通信方式 | Bluetooth標準規格 Ver.5.2 | |
出力 | Bluetooth標準規格 Power Class 1 | |
最大通信距離 | 10m | |
使用周波数帯域 | 2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz) | |
対応Bluetoothプロファイル *3 | A2DP, AVRCP, HFP, HSP | |
対応コーデック *4 | SBC, AAC, LDAC | |
対応コンテンツ保護 | SCMS-T | |
伝送帯域(A2DP) | 20Hz-20,000Hz(44.1kHz sampling) 20Hz-40,000Hz(LDAC 96kHz sampling 990kbps) |
ソニーストアで購入すると33,000 円(税込)です。
ケースのワイヤレス充電可能な点が優れています。
WF-L900(LinkBuds)のスペック
ヘッドホン部 | ||
---|---|---|
型式 | 開放、ダイナミック | |
ドライバーユニット | 12mm | |
マグネット | 高磁力ネオジウムマグネット | |
質量 *2 | 約4.1 g x2 | |
ヘッドホン部(その他) | ||
電源 | Li-ion | |
充電方法 | USB充電(ケース使用) | |
電池持続時間(連続音声再生時間) | 最大5.5時間 | |
電池持続時間(連続通話時間) | 最大2.5時間 | |
電池持続時間(待受時間) | 最大11時間 | |
マイクロホン部 | ||
型式 | MEMS | |
指向特性 | 全指向性 | |
付属品 | ||
USBケーブル | USB Type-C™ cable | |
保証書 | ● | |
Bluetooth | ||
通信方式 | Bluetooth標準規格 Ver.5.2 | |
出力 | Bluetooth標準規格 Power Class 1 | |
最大通信距離 | 10m | |
使用周波数帯域 | 2.4GHz帯(2.4000GHz-2.4835GHz) | |
対応Bluetoothプロファイル *3 | A2DP, AVRCP, HFP, HSP | |
対応コーデック *4 | SBC, AAC | |
対応コンテンツ保護 | SCMS-T | |
伝送帯域(A2DP) | 20Hz-20,000Hz(44.1kHz sampling) |
ソニーストアで購入すると23,100 円(税込)です。
なんといっても,イヤホンが穴あきになっていて周囲の音が聞こえるのがメリットです。
逆に言えば,この点にメリット感じなければ,WF-1000XM4に優る点は価格以外には少ないかなと。
装着感は実に軽快です。
SONYイヤホンWF-1000XM4開封の儀
WF-1000XM4を開封していきます。まずパカッと開けるとこんな感じ。
うおっ!コンパクト!といっても,この写真ではWF-1000XM4のコンパクトさが伝わらないと思いますので…。
旧モデルのWF-1000XM3のケースと比較してみました。見てください!このサイズ感の違いを!
ケースを書けるとこんな感じです。イヤホンの占める割合の大きさから,そのサイズ感がわかりますね。
イヤホンです。非常にコンパクトです。
WF-1000XM3と違って,大きい部分を「上」にはめ込みます。
イヤホンを抜き取ったケースです。
付属品はサイズ調整のためのイヤピース「S」と「L」が一つずつ。
あと,AタイプのUSB-Cケーブルです。
SONYイヤホンWF-L900(LinkBuds)開封の儀
お次はWF-L900(LinkBuds)です。
最近のAV機器は極めて説明書がシンプルですねえ…。ケータイ全盛がウソのようです。
良くも悪くもiPhoneの思想が受け継がれていると思います。
左からWF-1000XM3,WF-1000XM4,WF-L900です。WF-1000XM4も小さいと思いました,WF-L900はさらに小さい!
WF-1000XM4の蓋はマグネット式ですが,WF-L900の蓋開閉はボタン式です。少しコスト削減が見られます。
イヤホンはコンパクト!あと,付け方がよくわからない!
装着の仕方はこんな感じですね。耳のくぼみに引っかからないといけませんので,商品出荷時に付いている「M」で引っかかり悪い人は交換しましょう。
ケースです。メカ感が良いですね。
WF-1000XM4とWF-L900を並べてみました。十分にコンパクトなWF-1000XM4ですが,WF-L900はさらに小さいです。
WF-L900のUSBケーブルはこちら。A to Cです。いまどきならC to Cでもいいのに…とは思います。
フィッティングサポーターが合わない場合はスペアと交換です・
私は標準の「M」では引っかかりが悪い感じがしたので,「XL」にか交換するとしっくりきました。
こんな感じで,わっか付きのゴム製品であるフィッティングサポーターをはめ込んで装着します。
フィッティングサポーターだけではなく,イヤーピースも標準の「M」のほかに,「S」と「L」も選べます。
さらに,A to CのUSBケーブルも附属しています。
今回のケースも1アクションでスムーズ!イヤホンはマグネットでスルッと固定される
上記は前機種のWF-1000XM3です。
【前機種のWF-1000XM3の改善点】
- ケースのふたが1アクションで開く
- イヤホンをケースに入れるとマグネットで吸い付く
- 取り出すだけでスマホと接続される
- 接続が少なくとも前機種よりは切れにくい
これらのメリットは,WF-1000XM4もWF-L900もほぼ継承されています。
WF-L900はケースを開けるのがボタン式ということぐらいの差です。マグネットで吸い付くのは,WF-1000XM4もWF-L900も継承されています。
取り出すだけ接続も,接続の切れにくさもバッチリです。
ノイズキャンセリングならWF-1000XM4
ノイズキャンセリング性能はWF-1000XM3でも十分に満足のいくレベルでしたが,SONYサイトではイヤホンWF-1000XM4はさらに上回るという評価です。
もちろん,もともと耳をすっぽり覆うオーバーヘッド型に比べると,やはり遮音性という点では劣る気がしますが,暑い夏にはイヤホン型が嬉しいですよね。それでこれだけの性能というのは大したものだと思いました。
WF-L900はノイズキャンセリング機能がありません。というか,WF-L900は穴あきイヤホンで,周囲の音が自然に聞こえるというのがウリですので,ノイズキャンセリング機能は不要でしょう。
確かにWF-L900は,周囲の音が良く聞こえます。家族と過ごす土日に使うには最適ですね。家族関係の悪化が防げます(汗)。
スマホアプリ「Headphone Connect」で様々な設定が可能
WF-1000XM4やWF-L900を使うなら,スマホアプリ「Sony | Headphones Connect」は必須です。
上記のように,左右それぞれの充電残量も表示されます。イコライザーはお好みがあるかと思いますが,私はBrightで使ってます。
アダプティブサウンドコントロールがかなり使えます
そして,使えるなと思ったのが,「アダプティブサウンドコントロール」です。
上記の4モードがあり,ペアリングしているスマートフォンの加速度センサーにより最適なモードに自動切り替えをしてくれます。
この機能により,乗り物を乗り降りしたときにいちいち操作をしなくても,歩いているときの危険もなく,乗り物に乗ればノイズキャンセリングが効きます。
ただ,この機能をONにしていると,乗り物に乗って動くときに一瞬だけ音楽が途切れます。すぐに自動復帰するので,私はそれほど気になりませんが,それがイヤな人はOFFにした方が良いかもしれません。
「音質優先モード」をオススメします
WF-1000XM3では,「音質優先モード」にしていましたが,WF-1000XM4では通信途切れが気にならなくなってきました。
というわけで「音質優先モード」をオススメします。
左と右のイヤホンのボタン機能をカスタマイズ可能:クイックアテンションモードが素晴らしい
電池の節約に自動電源オフは便利です。WF-1000XM4はイヤホンに近接センサーが備えられたことにより可能になりました。
個人的にはデフォルトのまま使っています。
- 右側:再生/停止
- 左側:長押しでクイックアテンション
この二つしか使っていません。そして,左側長押しの「クイックアテンション」が素晴らしいです。
これ,めちゃくちゃ便利です。いちいちイヤホンを外したりしなくてもすぐに周囲の音を聞けますし,指を話せばすぐに復帰できます。ストレスリーです。…ただ,少しだけ見栄えがアレですが(笑)。
WF-1000XM4やWF-L900では最初から音声ガイダンスは日本語
WF-1000XM3では,音声ガイダンスの初期設定がなぜか英語になっていましたが,WF-1000XM4,WF-L900(LinkBuds)は最初から日本語です。
まとめ:WF-1000XM4とWF-L900(LinkBuds)との使用感の違いと使い分け
WF-1000XM4とWF-L900(LinkBuds),どちらも素晴らしいです。買って損はないと思います。
それでも敢えて1ヶ月ほど使ってみた使用感の違いと使い分けを述べてみると…
- 電車移動中やカフェなど:WF-1000XM4
- 家庭や職場など他に人と接する可能性のある場所:WF-L900(LinkBuds)
という当たり前の使い分けをするようになりました。
非常に軽量ですので,二つとも持ち歩いています。
例えば,飛行機を待つラウンジなどでは,アナウンスが聞こえるように念のためにWF-L900(LinkBuds)を手に取ります。
飛行機に乗っちゃったあとや,スターバックスでじっくり本を読むときには,WF-1000XM4です。
明らかに使用目的が異なるので,二つ持っていて損はないという感想です。