ユナイテッド航空のマイルを効率よく貯めるには
本記事では,ユナイテッド航空のマイレージプラスのマイルをもっとも効率よく貯める方法について解説していきたいと思います。その際に必須になるのが,SPGアメックスというクレジットカードなのです。
SPGアメックスというクレジットカードは,年会費が高い(税込33,480円)というのが特徴とも言える高級クレジットカードです。しかし,それを上回るメリットがあります。
- SPGゴールドになれる(言うほどの価値ではない)
- マリオットゴールドになれる(スゴい!)
- 2年目以降からは無料宿泊特典あり(うまく使えば年会費のもとが取れる?)
SPGアメックスのもたらすその他のメリットについて,もっと詳しく知りたい方は,下記の記事をどうぞ。
ユナイテッド航空のマイレージプラス交換が最強:1.34マイル/100円
本題です。SPGアメックスで,100円利用ごとに1ポイント貯まるスターポイントをマイルに交換する場合,ほとんどのマイレージプログラムに1ポイント=1.25マイル(20,000スターポイント=25,000マイル)で交換できます。
しかし,実はもっとも効率が良いSPGスターポイントの交換先は,ユナイテッド航空(United Airlines)なのです。
専用カードであるマイレージプラスセゾンカードや,マイレージプラスMUFGカードの1.5マイル/100円に迫るのです。
しかも,マイレージプラスはANA国内線特典航空券を,ほとんどの区間で片道5,000マイルで発券できる上,乗り継ぎがあっても5,000マイルでOKという神仕様です。詳しくは下記の記事をどうぞ。
ただ,ちょっと注意して欲しいのは,UAについては先ほどの表の通り,スターポイントからUAに直接交換すると半分になってしまいます。しかし,一度,マリオットリワード(1:3)に交換してから,マリオットリワードからUAに交換しましょう。
RewardsPlus | Marriott Rewards | United MileagePlus
これを利用するわけですね。
こうなるわけです。134%で交換可能なのは,マリオットリワードポイントが56,000ポイントか,112,000ポイントの場合になります。
SPG スターポイント |
マリオット リワードポイント |
マイレージ プラスマイル |
スタポ→マイプラ |
---|---|---|---|
2,667 | 8,000 | 2,000 | 75% |
5,333 | 16,000 | 5,000 | 94% |
8,000 | 24,000 | 10,000 | 125% |
18,667 | 56,000 | 25,000 | 134% |
37,333 | 112,000 | 50,000 | 134% |
SPGスターポイントからマリオットリワードポイントへの交換方法
それでは,実際にSPGスターポイントからマイレージプラスマイルに移行してみたいと思います。
スターポイントからマリオットリワードへのポイント交換方法
まずは,スターポイントからマリオットリワードにポイントを移行します。ここは1スターポイント=3マリオットリワードとなります。
スターポイント→マリオットリワードは,即時移行が可能(元に戻すことも可能)です。移行手続きをすると,すぐに「移行が完了しました」というメールが来ます。
ただ,実際にアカウントに反映されるまでには,数十分かかる場合もある気がします。あまりに移行が遅いと感じる場合は,一度,マリオットリワードからサインアウトして再ログインしてみましょう。
マリオットリワードポイントからマイレージプラスマイルへの交換方法(英語版のみ)
RewardsPlus | Marriott Rewards | United MileagePlus
マリオットリワードポイントからマイレージプラスマイルに交換するには,まず,マリオットリワードとマイレージプラスの紐付けが必要です。上記の画面の最下部,上記の表示を探してください。
このページ(上記の左のボタン)でマリオットリワードとマイレージプラスの紐付けをおこないます。
カードデザイン/マイレージプラス会員番号/デスク電話番号変更のご案内 | クレジットカードのお申し込みなら、JCBカード
ユナイテッド航空マイレージプラスの会員番号は,8桁のアルファベット・数字(例えばアルファベット2桁+数字6桁)です。
SPGアメックス発行済みで,マリオットリワードゴールドエリート会員の場合は,上記の画面(先ほどの右のボタン)からマイレージプラスへの紐付けがおこなえます。紐付けの際に,ユナイテッド航空側のサイトに飛んで「秘密の質問」2つを聞かれます。
さらにマリオットリワードプラチナエリート会員の場合は,マイレージプラスのプレミアシルバー会員になれます。
RewardsPlus | United MileagePlus | Marriott Rewards
さて,これで準備完了です。上記画面の上の方の「Convert」からマリオットリワードポイントを交換しましょう。
通常のレートだと,50,000マイルの取得に140,000ポイント必要であるところ,20%OFFが適用されて,112,000ポイントになっています。
ただし,私が挑戦したときは,上記の画面からは何回やってもうまくいきません(マイレージプラスへの交換が表示されない)でした。
RewardsPlus | Marriott Rewards | United MileagePlus
最終的に成功したのは,英語版の画面から上記の「SAVE NOW」をクリックすると…
Travel Rewards Programs | Travel and Airline Rewards from Marriott
英語ではありますが,マリオットリワード56,000ポイント→マイレージプラス25,000マイルなどが選択できる画面が出ました!一時的な不具合なのかもしれませんが,体験談としてお知らせしておきます。
ちなみに,日本語でも英語でも,マリオットリワードから交換する際,機器の登録をしていない場合は,上記のようにメール認証が必要になります。登録してあるメールアドレスに6桁の数字が記載されたメールが届くので,それを次画面で入力すればOKです。
ちゃんと56,000ポイント→25,000マイルの20%OFFが適用されています。ちなみに「Airline/Other Program」といろいろ選べそうになってますが,20%OFFのレートの場合,「UNITED AIRLINES」しか選べません。
これで交換完了です!マリオットリワードからマイレージプラスへの交換は数日かかるとのことですが,翌日には加算されていました。
SPGアメックス100円利用でマイレージプラス1.34マイルが貯まる
SPGアメックスを100円利用ごとにマイレージプラス1.34マイル貯まる計算ですね(1.34%還元)。これはクレジットカード利用で貯まるマイルとしては,JALカードやANAカードはもちろん,ユナイテッド航空(UA)の専用カードであるマイレージプラスカードすら上回ります!詳しくは下記の記事をどうぞ。
まとめ
本記事では,SPGアメックスで貯めたスターポイントを134%でマイレージプラスのマイルに移行する方法について解説しました。
ただし,本記事で紹介したのはあくまで「クレジットカード利用でという条件」で,ユナイテッド航空のマイレージプラスをもっとも効率よく貯める方法です。実は,マイレージプラスにこだわらなければ(ANAマイルやJALマイルなら),マイルを貯める効率よく貯める方法は他にもあります。下記の記事もどうぞ。
さて,マイレージプラスに話を戻すと,マイレージプラスはANA国内線特典航空券をほとんどの区間で片道5,000マイルで発券できる上,乗り継ぎがあっても5,000マイルでOKという神仕様です。詳しくは下記の記事をどうぞ。
乗り継ぎを考慮しなくとも,片道5,000マイルはANA国内線特典航空券よりも安いです。したがって,ユナイテッド航空のマイレージプラスは,ANA国内線を利用する方なら貯めて損のないマイルということになります。
マイレージプラスを1.34マイル/100円という非常に効率よく貯められるのが,SPGアメックスというクレジットカードなのです。
しかも,このクレジットカードは発行して所持しているだけで,SPGゴールド会員だけではなく,マリオットゴールド会員&リッツカールトンゴールド会員にも自動的になれるという異常におトクなクレジットカードなのです。
とりわけ,マリオットゴールドは朝食2名まで無料&ラウンジでアルコール飲み放題という信じられないほどの特典が付きます。SPGアメックスのもたらす驚異的なメリットについては,下記の記事をどうぞ。
匿名希望さま
コメントありがとうございます。おっしゃることは大変よくわかりますが,本記事は初心者向けなので,そこまで書くつもりはございません。しかし,大変貴重なご意見ですので,ぜひこのコメントまで読まれた方は,「SPG トラベルパッケージ」で検索してみてください。私もそのうち,実践して記事を書いてみたいと思います。
UAへの移行であれば、SPG90,000→Marriott270,000→トラベルパッケージUA132,000で1.47弱ですし、さらにBAが頻繁に行う35%交換比率アップキャンペーンなら、SPG90,000→Marriott270,000→トラベルパッケージ&キャンペーンボーナスBA162,000で1.8までいきます。
SPG90,000ポイントをどう貯めるかはさておき、上記のトラベルパッケージではMarrottのカテゴリ1~5で7泊連泊のサーティフィケートが付き、日本にはないカテゴリとはいえ、非常に効率的な交換といえるのではないでしょうか。