伊豆・長岡温泉「三養荘」は岩崎久彌の別邸として建てられた42,000坪の巨大旅館
静岡県伊豆・長岡温泉にある「三養荘」は,三菱財閥の三代目社長である岩崎久彌の別邸として建てられました。
42,000坪の敷地内に,本館と新館を合わせても,わずか37の客室しかありません。とにかく敷地も部屋も広く,異次元の体験ができます。
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夕朝食付きで1泊1室2名の部屋なので,一人2万円でこの高級感を体験できると思えば,なかなかの価値があります。本記事は,そんな「三養荘」での家族宿泊記です。
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三養荘の敷地42,000坪は東京ドーム三つ分?!
しかし,42,000坪といっても,どれぐらい広いのか想像もつきません。というわけで,ベタですがこちらのサイトで東京ドームに換算してみると…2.97個分!!ど,どんなだ。
こちらが宿泊したときにもらった「三養荘」の案内図です。
中央左上あたりの水色の部分が本館,黄色い部分が新館です。緑色の部分はすべて庭園です。
三養荘の最寄り駅は伊豆長岡駅
最寄り駅は伊豆箱根鉄道駿豆線の伊豆長岡駅です。JRだと,新幹線も泊まるJR三島駅です。まあ,一般的には自家用車でということになりますね。うちも車でした。
30分に1本,伊豆長岡駅から宿泊者限定のシャトルバスもあります。
三養荘に到着!あまりに広いエントランスに驚愕
さて,というわけで三養荘に到着しました。あまりに立派な建物に圧倒されます。
ちなみに車で着いたときに砂利の駐車場に止めて歩いて行こうとしたら,スタッフの方に呼び止められて「こちらは従業員用の駐車場ですよ」と言われました(汗)。
車はエントランス前につけて,従業員の方に鍵を渡せば駐車場まで持って行ってくださるそうです。
な,なんでしょうか。この広さは…。いきなり私たち家族の場違い感が半端ないです。
畳が一面に敷き詰められた純和室のエントランスです。
このふすまは,西陣織だそうで。あ,三養荘は伊豆にありますが,岩崎久彌は建築を京都の職人たちに委ねたので,建物には京風数寄屋の技法が至る所に見られます。
フロントです。お世話になります。
三養荘で2室予約したら広すぎて家族にあきれられました
ところで,今回は家族4人での宿泊でした。上記のご宿泊券を思い出して欲しいのですが,こちら「1泊1室2名さま」とありますよね?
というわけで,2部屋を予約したんですよ。そしたら,あまりに広すぎて家族にあきれられました。
本来は宿泊券だと,こちらの新館和室(スタンダードタイプ)だったはずなのですが,
当時はまだ紹介でもらったプラチナステータスだったのが効いたのか,こちらの新館和洋室(デラックスタイプ)にアップグレードされました。
91平米以上が2室…
三養荘の新館和洋室(デラックスタイプ)/掛け流し温泉内湯付き/本間+次の間+化粧の間(91㎡以上)を紹介
というわけで,2部屋のうちの一部屋の「浮船(208)」を紹介します。もう一部屋はすぐ隣の「横笛(209)」で,2部屋ともほぼ同じ作りでした。
赤いまるで囲んだ2部屋ですね。小さく見えますが,2部屋合わせて200平米近くあります。
まず,部屋に入ると「廊下」です。泊まりにきて部屋の中に廊下…。
和洋室ですので,ベッドルームがあります。といっても,和室にベッドが置いてあるという状態です。
本間(居間)です。この部屋だけでも広いです。
広縁からの日本庭園の眺めがすばらしいですね。これだけ広い窓ですが,ほかの部屋から見られるという心配が全くない配置になっています。
写真を撮り忘れましたが,化粧の間もありました。
掛け流し源泉の内湯です。各部屋に付いているわけなので,この内湯も二つあったわけです。いやはや…。
脱衣所も広々です。銭湯かと思いました。
三養荘の温泉大浴場にも行ってみました
先ほどの全体図を見ればわかってもらえると思いますが,各居室のプライベート感を守るために,とにかく空間を贅沢に使っています。したがって,やたら廊下が長いんですよ。
ずーっと廊下です…。
ふー。この階段を上れば,ようやく大浴場か…。
さて,建物内とは思えないぐらいに歩いて,温泉大浴場にもやってきました。部屋に内風呂もあるのですが,やはりせっかくの長岡温泉,大浴場もいいですよね。
殿方浴場の入り口です。
入り口を入ってから,また畳の間があって,さらにその先に脱衣所の入り口が見えます。なにこの空間の使い方。
普通は脱衣所や浴室内は写真は撮れないのですが,早い時間に到着してすぐに来たところ,誰もいなかったので撮影させてもらいました。
全部で37組しかいないわけですから,時間によっては大浴場ですら貸し切りになってもおかしくないですよね…。贅沢。
三養荘での夕食を紹介
食事は「お食事処」でいただきます。2部屋分の札が置いてあります。
「お食事処」はこんな感じです。和室ですが,テーブルなのがうれしいですね。
献立はこちらです。宿泊したのは夏でしたので,旬菜の「冷やしトマト」などに季節感があります。
旬菜(前菜)四品です。ん?冷やしトマトはどこに?……あ!中央上のこれか!庶民の知っている冷やしトマトとちがう…。
しかも,右の「焼き穴子白和え」はふたを取らずに撮影しちゃったので,これじゃわかりませんね。失敗。
椀(玉葱のしんじょ)は撮影し忘れてさっさと食べてしまい,このお造りも途中まで食べてから思い出して慌てて撮りました。
静岡県産の金豚王の陶板焼きです。こってりしていますが,ポン酢でさっぱりいただきました。
鰈(かれい)の若草焼きです。ゴボウの山椒煮もアクセントになって最高の一品でした。日本酒に合います。
煮物です。丸茄子に冬瓜,海老,里芋,万願寺が入っていました。
締めはしらすご飯に赤だしのお味噌汁,香の物です。いやぁ,最高でした。
デザートも上品な感じです。温かい緑茶が出てくるあたり,旅館のコースですね。
三養荘での朝食を紹介
朝食もご紹介します。こちらは着席したばかりで,ご飯をよそう前です。焼き魚も来ていませんね。
準備完了でこちらとなります。いやぁ,朝から豪勢だ。
三養荘の日本庭園散策ツアーに参加しました
強烈な日差しの中,三養荘の日本庭園散策ツアーに参加しました。
こちらの動画を見ていただいた方が雰囲気がわかるかもしれませんね。
夏だったので,一面の緑!秋の紅葉や,冬の雪景色も綺麗でしょうねぇ…。四季が楽しめる日本庭園はすばらしいです。これは外国人の方にも人気があるのがわかります。
まとめ
伊豆・長岡温泉の三養荘は,42,000坪の敷地にたった37部屋という贅沢な空間の巨大旅館でした。非日常気分が味わえて大満足の家族温泉旅行でした(2部屋は余計でしたが…)。
帰りには,せっかく静岡県に来たのでということで,JR三島駅近くの「元祖 うなよし」に寄って帰りました。
今回は確認していませんが,家族4人でも1部屋で追加料金を払えばOKではないですかね?岩崎久彌の別邸に由来する三養荘,ぜひ一度行ってみてください。
この三養荘に,プリンスポイントなら40,000ポイントで宿泊可能です。ポイントサイトから交換すれば,40,000円分です。
夕朝食付きで1泊1室2名の部屋なので,一人2万円でこの高級感を体験できると思えば,なかなかの価値があります。本記事は,そんな「三養荘」での家族宿泊記です。
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