Kindle Oasis(キンドルオアシス)は色調調節ライト搭載でKindle史上最大の7インチ大画面&防水
現行のKindle Oasisは2019年7月24日にAmazonで販売開始されました。Kindleシリーズの最上級モデルです。いろいろと旧モデルと変わった点がありますので,旧モデルや他モデルとの比較をしながら紹介していきたいと思います。
特徴1:Kindleシリーズ唯一の防水仕様(IPX8相当)
Kindle Oasis(キンドルオアシス)の目玉機能はこれですね。防水です。
JIS規格 | 保護の程度 | IEC規格 | JIS・IEC混成表記 | |
---|---|---|---|---|
保護等級 | 種類 | |||
8 | 水中形 | 継続的に水没しても内部に浸水しない | IPX8 | JIS IPX8 |
7 | 防浸形 | 一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない | IPX7 | JIS IPX7 |
6 | 耐水形 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない | IPX6 | JIS IPX6 |
5 | 防噴流形 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない | IPX5 | JIS IPX5 |
4 | 防沫形 | あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない | IPX4 | JIS IPX4 |
3 | 防雨形 | 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない | IPX3 | JIS IPX3 |
2 | 防滴II形 | 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない | IPX2 | JIS IPX2 |
1 | 防滴I形 | 鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない | IPX1 | JIS IPX1 |
0 | 無保護 | 特に保護されていない | IPX0 | - |
3分で分かる、「防水機能」の基礎知識 – 日経トレンディネット
IPX8とは,防水規格の一種であるIEC規格の最上位に位置します。「水深2メートルまで最大60分耐えられる」とのことです。これはスゴいですね。余裕で風呂Kindleが実現できてしまいます。
特徴2:Kindleシリーズ最大の7インチ&300ppi
これまでのKindleシリーズは6インチに統一されていましたが,全モデルのKindle Oasis(第9世代)から7インチと大画面化しました。
マンガ好きには最高ですね。わずか194グラムの軽量にもかかわらず,7インチの広々とした画面で読むマンガは最高でしょう。
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特徴3:バッテリー内蔵カバーは廃止に
以前のKindle Oasisのセールスポイントであったバッテリー内蔵カバーは廃止になりました。第8世代までは,本体のバッテリーを最小化することで,本体131グラムという驚異的な軽さを実現し,バッテリー内蔵カバーを装着することで充電するという仕組みでした。
それが,前モデルのKindle Oasis(第9世代)では,シンプルに本体のみに電池内蔵となりました。その結果,駆動時間は延びましたが,引き替えに本体が188グラムとなってしまいました。それでも同サイズのタブレットと比べると驚異的に軽いんですけどね!
あと,カバーは別売りとなりました。ファブリックカバーで4,980円,レザーカバーで5,980円,プレミアムレザーカバーで7,480円と結構なお値段です。重くなりますしね…。うーん。
新旧Kindle OasisとKindle Paperwhiteマンガモデルを比較
Kindle Paperwhite |
Kindle Oasis(第9世代) |
Kindle Oasis(第10世代) |
|
---|---|---|---|
価格 | ¥13,980 | ¥34,980 | ¥29,980 |
内蔵ライト | あり-LED 5個使用 | あり-LED 12個使用 | あり-LED 25個使用 |
明るさの自動調整機能付き | 色調調節ライト搭載 | ||
ページ送り | タッチスクリーン | タッチスクリーン | タッチスクリーン |
ページめくりボタン付き | ページめくりボタン付き | ||
解像度 | 300 ppi | 300 ppi | 300 ppi |
バッテリー | 数週間、明るさ設定10、 ワイヤレス接続オフ、一日30分使用 |
数週間、明るさ設定10、 ワイヤレス接続オフ、一日30分使用 |
最大6週間、明るさ設定13、 ワイヤレス接続オフ、一日30分使用 |
接続 | Wi-Fi | Wi-Fiまたは | Wi-Fiまたは |
Wi-Fi + 無料3G | Wi-Fi + 無料3G | ||
重量 | Wi-Fi:182g | Wi-Fi : 194g | Wi-Fi : 188g |
Wi-Fi + 無料 4G:191g | Wi-Fi + 無料3G : 194g | Wi-Fi + 無料3G : 188g | |
サイズ | 169 x 117 x 9.1mm | 159 x 141 x 3.4-8.3mm | 159x 141 x 3.4-8.4mm |
ディスプレイサイズ | 6インチ | 7インチ | 7インチ |
反射抑制スクリーン | あり | あり | あり |
ストレージ | 32 GB | 8 GB / 32 GB | 8 GB / 32 GB |
防水性能 | なし | あり | あり |
注目すべき点を赤字にしてみました。防水,7インチについては先ほど述べたとおりです。バッテリー内蔵化による重量についても,新型Kindle OasisはそれでもKindle Paperwhiteと変わらないんですね。それで7インチだからスゴいです。
あとは旧型に比べて,色調調節ライト搭載を備えました。ストレージが8GBと32GBが選べるのは前モデルと同じで,小説に比べてストレージを食いやすいマンガを読む環境に最適です。
逆に言えば色調調節以外は旧モデル(第9世代)とほとんど変わりません。色調調節がいらないなら,第9世代もありですね。
まとめ
防水と7インチが特徴的ですね。たしかに他のKndleと比べるとお安くはありません。そもそも,「Kindle本はスマホやiPadなどでも,Kindleアプリで読めるし…」という考えもあるかもしれません。しかし,
- 充電のストレスがない
- ブルーライトで目が疲れない
- 色調調節ライト搭載でさらに目に優しい
- サイズの割にきわめて軽量
- メールやSNSの通知がないので集中できる
Kindleには電子書籍専用デバイスという特徴があります。スマホは「何でもできる」ということがウリですが,逆に言えば「何でもできるということは,何にでも中途半端である」ということでもあります。
電子書籍をよく読まれる方は,Kindleを一度使ってみると,その使い勝手の良さに虜になると思います。私も長距離移動(フライトなど)の際には,Kindleが手放せません。中でも,Kindle OasisはKindle最上級モデルだけあって,妥協のない作りで高いだけの価値はあります。
「でも,電子書籍専用デバイスに3万円は高いよね…」という方は,その他のKindleシリーズをご検討ください。ほかのKindleシリーズについては,下記の記事をご参照ください。
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