家族で使うならドコモが実は一番安い?!ドコモのプラン見直しで携帯料金を節約!
スマホの料金を安くする方法というと,すぐに「格安SIM」が紹介されますが,実は家族で使うならドコモが一番安くできるかもしれません。
本記事では,一般的なドコモ利用家族のスマホ料金を安くする方法をわかりやすく解説していきたいと思います。
ドコモでスマホを機種変更・新規契約するなら,頭金という名の手数料がかからないドコモオンラインショップがオススメです。
ドコモ料金の仕組みは三点セット+α
ドコモの月々の料金は,下記の三点セットからできています。
- 基本プラン(「カケホーダイ」,「カケホーダイライト」など)
- パケットパック(「シェアパック」,「ベーシックパック」など)
- インターネット接続サービス(ISP)(「SPモード」,「mopera」など)
そして,「機種代金」は端末を分割購入した場合に毎月払うもの,付加サービス代金は「dアニメ」「dグルメ」などの月額料金サービス,そして割引・特典は「月々サポート」や「docomo with」といった割引サービスです。
と感じているなら,上記のどこかが高いのです。一つずつ確認していきましょう。
基本プランは通話をするかどうかで三段階:シンプルプランへの変更を検討
データプランは通話ができない特殊なプランなので置いておくとすると,基本プランは通話をよくするかどうかで三段階の料金です。
- カケホーダイプラン:国内通話24時間無料:2,700円/月
- カケホーダイライトプラン:5分以内の通話無料:1,700円/月
- シンプルプラン:家族内通話のみ無料(その他の通話は有料):980円/月
という方であれば,シンプルプランで十分ですね。実際,ほとんど通話をしないのに,契約時のカケホーダイプランのままになっている方も多いかと思います。my docomoないしは,ドコモお客様サポート(151か,0120-800-000),ドコモショップで確認しましょう。
パケットパックのしくみ:家族3人以上ならシェアパックがお得
パケットパックは家族でわけあうことができます。代表回線(例:お父さん)が30GBのウルトラシェアパックを契約し,子回線(例:お母さん,娘)は500円/月のシェアオプションを契約して,代表回線のパケットを共有します。
図で表すと上記の通りです。家族で別々のパケットパックに加入すると,料金が高くなるだけでなく,データ容量の余りが生じやすくなり,効率が悪いのです。
こんな感じですね(料金はすべて税抜き)。ただ,上記の図を見て気をつけてほしいのが,家族2人の場合です。もちろん使うデータ容量にもよるのですが,上記の図でいくとお父さんとお母さんの二人なら,4,000円+4,000円で8,000円であり,下の10,500円よりも安くなっています。
ベーシックシェアパック(家族)とベーシックパック(ひとり)はステップ制
ベーシックシェアパック(家族)とベーシックパック(ひとり)はステップ制です。その月に使ったデータ容量に応じて,料金が上がっていきます。ここで注意したいのは,最大データ容量まで使った場合の割高感です。
ベーシックシェアパック(最大30GB) ベーシックパック(最大20GB) |
定額 (ウルトラシェアパック30/ウルトラデータLパック(20GB)) |
|
家族 | 15,000円 | 13,500円 |
ひとり | 7,000円 | 6,000円 |
ベーシックシェアパック(家族)とベーシックパック(ひとり)の最大まで毎月使っちゃう人は,定額の方がお得なんです。どれぐらいデータ容量を使うのかしっかりチェックしましょう。
家族で使う場合のシェアパック料金
定額の場合,テザリング(PCなどにつないで使うこと)は要申し込み&定額料1,000円かかるということになっていますが,当面の間は申し込み不要&無料となっています。これがかかるようになると,ベーシックシェアパックと差がほとんどなくなります。
ベーシックシェアパックはパケットくりこしができません。これも定額が極めて優れている点です。
ずっとドコモ割プラスの割引も大きいですね。ただし,上記の割引額はプラチナステージ(15年以上 or 6ヶ月1万dポイント獲得)の場合です。
ウルトラシェアパック100、ウルトラシェアパック50、ウルトラシェアパック30をご契約の場合、テザリングのご利用には、事前のお申込みが必要となります(定額料1,000円/月)が、現在はキャンペーンによりお申込み不要、定額料無料でご利用になれます。キャンペーン終了につきましては、決定次第お知らせいたします。
ひとりで使う場合のデータパック料金
ひとりで使う場合も定額の場合,テザリング(PCなどにつないで使うこと)は要申し込み&定額料1,000円かかるということになっていますが,当面の間は申し込み不要&無料となっています。これがかかるようになると,ベーシックシェアパックと差がほとんどなくなります。
ベーシックパックはパケットくりこしができません。これも定額が極めて優れている点です。
ウルトラデータLLパック、ウルトラデータLパックをご契約の場合、テザリングのご利用には、事前のお申込みが必要となります(定額料1,000円/月)が、現在はキャンペーンによりお申込み不要、定額料無料でご利用になれます。キャンペーン終了につきましては、決定次第お知らせいたします。
インターネット接続サービス(ISP)のspモードは必須
いまどきインターネットに接続できないスマホはあり得ません。というわけで,このインターネット接続サービス(ISP)に関しては安くできません。moperaもありますが,ほとんどの人には関係なく,spモード一択ということになります。
ドコモの料金プラン見直し提案1:電話しないならシンプルプランに変更
先にも説明したように,まず通話をあまりしないのであれば,まずはシンプルプランへの変更を検討しましょう。
シンプルプランであれば,家族で使う場合はシェアオプションで1,780円/月から使えます。ひとりで利用でも,4,180円/月からになります(1GBまでで端末代は含まず)。
ドコモの料金プラン見直し提案2:家族でシェアパックを共有する
次は「家族でシェアパックを共有する」です。ただし,3人以上の家族の場合です。
- 家族2人の場合「ウルトラデータLパック(20GB)」6,000円×2=12,000円
- 家族3人の場合「ウルトラシェアパック30(30GB)+シェアオプション2人分」13,500円+500円+500円=14,500円
家族2人の場合は,ウルトラデータLパックをそれぞれ契約した方がデータ容量が多くて安いのです。
シェアパックは家族4人以上の場合にさらに効果を発揮します。ウルトラシェアパック50や100も視野に入ってきますね。
そして,必ずしも家族の人数で考える必要はないんです。たとえば私は,スマホ+iPad+PCと3枚のSIMを使っています。そこに奥さんもガラケー+iPad,子ども2人のスマホもあるので,合計で7台ということになります。
さらにシェアパックは,家族と同居していなくても適用可能です。離れて暮らす家族とデータ容量を分け合うとさらにお得です。
ドコモの料金プラン見直し提案3:月々サポートで子回線をマイナス料金に
ドコモだけではなく,auやソフトバンクにもある「端末代金に応じた割引」があります。ドコモの場合は月々サポートと呼ばれています。
月々サポートというのは,「端末を買ってくれたら,毎月割引しますよ」ということですので…
普通はこうなります。たとえば端末代金が84,000円だったら24回払いで3,000円/月ですよね。それが月々サポートで1,200円/月割り引いてくれると,実際に支払う端末代金は1,800円/月になります。この場合,実質43,200円ということになります。
しかし,もし端末代金=月々サポートという機種があったらどうでしょうか?たとえば,3,000円/月の端末代に対して,3,000円/月の月々サポートというわけです。相殺されて,0円/月になりますよね。これが実質0円ということです。
月々サポートの難点は,24回の割引をフルに受けないと損だということです。割引途中で解約(MNP)や機種変更をすると,残りの期間の月々サポートは放棄することになります。
ただ,この難点さえクリア(つまり24ヶ月使う)できるのであれば,新しい端末(スマホ)が手に入って,その代金は支払わずに済むことになります。
たとえば上記の価格表は,Xperia XZ1 Compact SO-02Kの機種変更です。実質0円ではありませんが,27円/月×24で実質648円になっています。5万円相当のXperia XZ1 Compactが手に入って,2年使えばその端末代金は648円です。
しかも,dカードを使えば,通常100円につき1ポイントのところ,2ポイント獲得できますんので,648円分以上に回収できます。dカード GOLDなら年会費以上の入会特典もあります。
dカード GOLDのメリットについては下記の記事でも詳しく解説しています。
さて,Xperia XZ1 Compactの3,213円/月という月々サポートの威力を確認してみましょう。シェアパック子回線の場合です。
- シンプルプラン:980円
- シェアオプション:500円
- spモード:300円
- 月額料金:1,780円(税込1,922円)
- 月々サポート:3,213円
- 計:-1,291円
はい。マイナス1,291円になりました。このマイナス分は,実は主回線のシェアパックからも割り引けるのです。
※シェアグループの子回線の割引対象料金の総額が「月々サポート」の割引額に満たない場合、残りの割引額はシェアグループの代表回線のご利用料金から割引されます。(翌月へくりこしての割引は行いません。)
もちろん,毎月分割で支払うと,端末代金が3,240円/月かかるのですが,一括77,760円で支払ってしまって,約5万円のXperia XZ1 Compactが手に入るなら,持ち出しは2.7万円ほどと考えることもできます。2.7万円で,3,213円×24ヶ月=77,112円の割引の権利を手にするということになります。
ドコモオンラインショップの端末代金は,dポイントで一括で支払うことも可能ですので,dポイントが大量にある方にもオススメできる節約法です。
ここで説明したのは「実質0円」ですが,もっともお得なのはそもそも端末代金が0円になる「一括0円」です。まれに家電量販店などでセールをしています。興味のある方は下記の記事をどうぞ。
ドコモの料金プラン見直し提案4:docomo withで子回線をマイナス料金に
こちらもほぼ月々サポートと同じような考え方です。実は月々サポートとは別に,docomo withという割引があります。対象端末の購入であれば,1,500円/月の割引が受けられます。
月々サポートとの違いは,下記の2点です。
- 対象端末の購入であれば,割引額は1,500円/月に固定
- 月々サポートは24回割引だが,docomo withは機種変更しない限り,25ヶ月目以降(3年目以降)もずっと1,500円/月割引
docomo withの対象機種については,下記の記事をご参照ください。
ポイントは,docomo withに一度機種変更をしたSIMを,その他のスマホに刺して使う分には問題ないという点です。
たとえば,docomo withのiPhone 6sに機種変更するとします。すると,1,500円/月の割引がつきます。しかし,iPhone 6sではいかにも古い。
そこで,iPhone 6sのSIMを,最新のiPhoneに刺して使う。こういうこともできるわけです。
ただし,シンプルプランの場合のみ「タブレット(iPadなど)やWi-Fiルーターに刺して使うと,指定外デバイス手数料(720円/月)が取られる」という罠がありますのでお気をつけください。
Appleストアなどで購入したSIMフリーiPhone/Android,auやソフトバンクでSIMロック解除したiPhone/Androidは問題ありません。詳しくは下記の記事をどうぞ。
ドコモの料金プラン見直し提案5:ウェルカムスマホ割が使えればマイナス料金に
他社のガラケーをお使いの方が,ドコモにMNPで転入するとウェルカムスマホ割が適用できます。
ウェルカムスマホ割の驚くべき点は,先ほど紹介したdocomo withと重畳適用可能だという点です。上記の図でドコモが公式に認めているように,docomo withとウェルカムスマホ割の重畳適用で,13ヶ月間は3,000円/月割引となり,なんとマイナス1,220円になります。これはすごい。もちろん,この1,220円は主回線に割引適用可能です。
ウェルカムスマホ割については,下記の記事で詳しく解説しています。
ドコモの料金プラン見直し提案6:ドコモの学割でも子回線280円は可
ウェルカムスマホ割には負けますが,ドコモの学割もオススメです。25歳以下の方の契約だけで適用になり,1,500円割引で280円/月が機種にかかわらず可能になります。
ただし,「docomo with」「ウェルカムスマホ割」とは重畳契約できません。両方の契約条件を満たした場合、「docomo with」「ウェルカムスマホ割」が優先的に契約となります。
dポイントがたくさんもらえる特典もありますので,ぜひご検討ください。ドコモの学割2019については,下記の記事でさらに詳しく解説しています。
ドコモの料金プラン見直し提案7:「ドコモ光」と同時利用でドコモ光セット割を受ける
家族でドコモを使っているなら,ドコモ光はぜひ検討すべきです。
シェアパックまたはデータパックの容量に応じて,ドコモ光セット割の月額割引が受けられます。
「ずっとドコモ割プラス」はdポイントでもらう方法で,上記はプラチナステージ(15年以上 or 6ヶ月1万dポイント獲得)の場合です。
ドコモを使っていて,自宅に光回線を引こうと思っているのであれば,ドコモ光にするのがもっとも節約になります。いろいろキャンペーンもやってますので,ぜひご検討ください。
ドコモの料金プラン見直し提案8:ずっとドコモ割プラスと更新ありがとうポイントをチェックする
ドコモ回線の継続利用期間が長くなると,自動的に上位ステージに上がっていきます。「そういえばずっとドコモだ」という人は,いつの間にかプラチナステージという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は2年更新時に「フリーコース」も選べるのですが,手続きをしないとならないので,ほとんどの方は「ずっとドコモ割コース」のままだと思います。必ず更新ありがとうポイントをもらいましょう。手続きしないともらえません。詳しくは下記の記事をどうぞ。
さらにdポイントクラブ会員(ドコモ回線契約者全員)なら,パケットパックの料金割引の1.2倍のdポイントがもらえる「ずっとドコモ割プラス」も選べます。毎月ですので,大きいですよね!
お子さんがいらっしゃる方は,「ドコモ子育て応援プログラム」もお忘れなく!
ドコモの料金プラン見直し提案9:不要なオプションサービスがないかmy docomoでチェックする
最初の方に説明したドコモの料金プランの仕組みの図を思い出してください。左の三点セット,機種代金(端末代金),割引・特典については説明してきました。最後に残るのは,付加サービス代金(オプションサービス)です。
とにかく契約時に「あれもこれも」と言われて,「はいはい」と応じてそれっきりになっているオプションサービスがないか,まずはここからチェックすべきとも言えます。
その方法は下記の記事に詳しくまとめていますので,ぜひ面倒がらずにチェックしてみてください。これだけで月々のスマホ料金が節約できるかもしれません。
まとめ
本記事ではドコモの月額料金の仕組みの解説からはじめて,ドコモの料金プラン見直し提案を9つ挙げました。
- 電話しないならシンプルプランに変更
- 家族でシェアパックを共有する
- 月々サポートで子回線をマイナス料金に
- docomo withで子回線をマイナス料金に
- ウェルカムスマホ割が使えればマイナス料金に
- ドコモの学割でも子回線280円は可
- 「ドコモ光」と同時利用でドコモ光セット割を受ける
- ずっとドコモ割プラスと更新ありがとうポイントをチェックする
- 不要なオプションサービスがないかmy docomoでチェックする
非常に複雑ではありますが,ドコモにはシェアパックという家族で共有できるプランがあるため,実は家族で使うならドコモが一番安くできる可能性があります。
家族といっても,離れてすんでいてもOKですし,一人がスマホ+iPad+PCで3つの回線を使うということも含めて,多ければ多いほどお得なのです。
ぜひ,本記事を読んでじっくりご検討ください。毎月のランニングコストこそ,節約のためにはもっとも重要な検討事項です。月々のスマホ料金が5,000円安くなれば,1年で6万円,10年で60万円の節約になるのですから。
さらにいえば,MNP(他社への乗り換え)を利用した小遣い稼ぎという方法もあるのです。
また,ドコモのスマホを持っているなら,ぜひdポイントを貯めて利用しましょう!ドコモのスマホを持っているだけで,dポイントはどんどんたまる仕組みになっています。詳しくは下記の記事をどうぞ。
ドコモでスマホを機種変更・新規契約するなら,頭金という名の手数料がかからないドコモオンラインショップがオススメです。