とても疲れます
以前に台風時の振り替えについて記事にしたことがありましたが,今回は機材故障でダイバートになりましたので体験談を書きたいと思います。
ちなみに「ダイバート(divert)」であって,「ダイバード(die bird)」ではありません。後者の間違い方ですが,飛行機を飛べなくなった鳥にたとえてるんだと勘違いしている人がいたりするかもしれません(いない?)。
つい何日か前にも,「ANA マイルのある暮らし」のid:anamilelifeさんが同内容を記事にされています。みんなひどい目に遭ってますねえ。
ともあれ,ひどい目に遭ったら,ブログ記事にぐらいしないと元が取れませんので,anamilelifeさんよりも,より体験談的(物語調?)に書いてみたいと思います。
それは日曜の19時,松山空港でのことでした
松山では道後温泉に入ったり,
宇和島名物の鯛めしを食べたり,
それなりに充実した時間を過ごしました。そして,旅行を終えて,日曜の夜に松山空港に向かいました。写真は撮り忘れましたが,松山空港でも「レストラン東雲(しののめ)」というレストランで,じゃこてんとたこわさ付きのビールセットや,八幡浜ちゃんぽんを食べました。さて,保安検査場もぬけ,あとは帰るだけ…と思ったら。
「お客さまにご連絡申し上げます。伊丹空港行きANA1650便は,機材に問題が発生しているため,遅れが生じております。欠航の可能性もありますので…」
というアナウンスが聞こえてくるではありませんか。まあ,さすがに欠航はなかろう…と思っていたら,
「誠に申し訳ございませんが,ANA1650便は欠航となりました。つきましては,払い戻しや名古屋・中部空港行きANA1828便に振り替えをおこないます」
とのことです。ガーン。仕方ないので,誰よりも素早くカウンターに向かいます。予約が埋まってしまうこともあるので,とにかく敏捷性が重要です。保安検査場がオープンされるので,1階へ(ダダダダ)。運良く3番目ぐらいに並ぶことが出来ました。そこで,下記のパンフレットをもらい,説明を聞きます。
ほぼ同内容のことが,下記のウェブサイトにも掲示されていますので,詳しく知りたい方はどうぞ。
選択肢は松山に泊まるか,名古屋経由で新幹線か
上記のサイトを見ていただくとわかると思いますが,選択肢は下記の通りとなります。組み合わせもありです。
- 予約変更(ANA便)
- 他の航空会社への変更
- 他の交通機関への変更
- 航空券の払い戻し
- 立て替え費用のご精算(宿泊費・交通費など)
さて,私が搭乗予定だったので,伊丹行きの最終便です。これが欠航になったということは,残りの便は下記の通りです。
- ANA1650 松山→伊丹 19:20→20:15
- ANA598 松山→羽田 19:30→21:00
- MM310 松山→関西 20:35→21:25
- ANA1828 松山→中部 20:35→21:40
この時点で羽田と関西は満席でした。本当は関西が空いていれば近くて良かったんですが,SFC修行中でPPも貯めてますし,路線検索をしてみると名古屋経由で新幹線でもギリギリ間に合いそうなので仕方ないですね。
次の日は連休で祝日でしたが,用事があったので,もう1泊道後温泉でゆっくりという選択肢はとれず,中部行き最終のANA1828に振り替えてもらいました。
パンフレットで言うと,「A.欠航便の振り替えに伴う交通費・宿泊費」のケース2と,「B.到着遅延に伴う到着空港から先の交通費」の組み合わせになります。上限の15,000円は航空券の予約変更分を除いてなので,中部空港からJR名古屋駅を経て新幹線で大阪に向かっても上限は超えません。あと,この時間だと最寄り駅から自宅まではタクシーになるので,上記のBを組み合わせることになります。
中部空港から名古屋駅を経て大阪方面へ
というわけで,まずは中部空港へ。
ANA1650は欠航の表示が出ています。20:35発のANA1828に乗ります。徒歩で搭乗でプロペラ機でした。暗くて写真が撮れなかったのですが,ボンバルディアってやつですかね。
定刻通り,21:40頃に中部空港に到着しました。急いで名古屋鉄道に向かいます。最初,ミュースカイ特別車両券(ミューチケット)360円分だけ買って乗ろうとして,駅員さんに「切符,切符」と言われてしまいました。安すぎると思ったんですよ。というわけで,切符870円も購入して,22:07発のミュースカイへ。
ちなみに,交通費は「立替費用精算書」に記入するわけですが,「諸費用分の領収書(コピー不可)」が必要と書かれています。在来線分は領収書がなくてもいいと思うのですが,こういうとき私は念のためにICカードを使わずに切符を購入して,改札を出るときに無効印を押してもらって領収書代わりにもらうようにしています。
名古屋駅に22:42着。やべー。ギリギリですねえ。走ります。えっほえっほ。なんとか22:54発ののぞみに乗ります。指定席券売機は,駅の設定によっても違うのですが,出発のおよそ5~6分前には購入できなくなってしまいます。こういうときは,迷わずに自由席を購入しましょう。1~2分前でも買えますので,運が良ければ飛び乗れます。
というわけで,22:54名古屋発ののぞみに飛び乗ることが出来ました。このあとは,一路大阪方面へ。京都23:28着,新大阪23:42着ですから,大概の場所なら帰れますね。私はちょっと在来線にも乗らないといけないところに住んでますので,結局,最寄り駅に着いたのは日が変わっており,公共交通機関はなかったのでタクシーで帰宅しました。
立替費用精算書を書きます
先のパンフレットには二重複写方式の立替費用精算書が挟まっていました。「航空券情報について」,「立替費用の振込先について」,「立替費用(交通費・宿泊費)について」を記入します。あと,同封する領収書はコピー不可です。
遅延発生日から10日以内に郵送しないといけませんので,お気をつけください。
まとめ
すんなりいけば伊丹空港に20:15着ですから,自宅に着くのはそんなに遅くなる予定ではありませんでした。しかし,松山空港を飛び立ったのが,すでに20:35と,もともと伊丹空港に着く時間よりも遅かったわけです。しかも,新幹線で名古屋駅から移動という苦行です。
もちろん,金銭的な面での保障をしてくれるのは,ありがたい話なのですが,失った時間は帰ってきませんし,何より疲れます。疲れるといえば,下記のギャラクシーフライトも疲れましたが,こっちは自分から進んで疲れに行っているわけで,やむなく巻き込まれる疲れはまさに倍増です。やれやれ。
同様のことがみなさんの身に降りかからないことを祈りますが,一つだけアドバイスできることがあるとすれば,遅延・欠航のアナウンスが流れたらすぐにカウンターに走る!ということですかね。可及的速やかに。あと,時間ギリギリのときの新幹線の指定席券売機では,迷わず自由席を連打しましょう。これマメです。
あ!!最後に一つだけいいことが!
- (変更前)松山→伊丹 638PP
- (変更後)松山→中部 769PP
この通り,松山→中部でしっかり769PP付いてました。
SFC修行的に,変更手数料もなく同一運賃で131PP増えました!やった!儲かった!僥倖!奇跡!………いや,いらんし。
2016年10月11日に領収書同封で郵便を出したところ,10月17日に精算額が振り込まれていました。約1週間ですね。ご参考まで。
anamailelifeさま
コメントありがとうございます。リンクさせていただきました。最終便付近はどうしても帰りたい人で争奪戦になるので,ダッシュ力がモノを言います(笑)。確かに遅延でもダッシュですね。アドバイスありがとうございます。追記します。
大変でしたね。お疲れ様でした。最終便は、特割等で安かったりするのですが、リスキーですよね。欠航だけでなく、遅延でも振り替えできますので、その際には、カウンターへダッシュですね。