ブロガーとアフィリエイターの違いは時間に対する考え方
ブログとアフィリエイトの違いって何だと思いますか?
ブログ
ブログとは、特定の話題について書き綴った文章や感想、画像などを時系列順に配置した日記的なウェブサイトのことである。「Web」と「Log」(日誌)という二つの言葉をつなげて作られた「weblog」という言葉を略してこのように呼ばれる。
ブログはもともと「Web」と「Log」(日誌)という二つの言葉をつなげて作られた「weblog」という言葉から来ています。元は日記です。
アフィリエイト
アフィリエイトとは、インターネット広告の配信方式の一種で、Webサイトやメールマガジンなどの媒体に記載された広告を通じて商品の照会や購入につながった場合に、その媒体の運営者に一定の報酬が発生する仕組みのことである。または、その仕組みを利用した広告掲載システムのことである。
一方でアフィリエイトとは,「インターネット広告の配信方式の一種」で,あくまで広告報酬に重きがあるわけです。
ただ,ブログであっても広告を置いているものは多いわけで,両者の差はどこに?と思うこともあるわけですが,個人的に両者の大きな差は「時間に対する意識」だと思うのです。
この「時間に対する意識」について,少し解説をしてみたいと思います。
Google検索を意識すると,時間は「相対的」ではなく「絶対的」でなければならない
ブロガーにとって,最初の分かれ道は…
あなたにとってブログは趣味(収益は期待せず)なのか,副業(収益は少し~だいぶ期待したい)なのか態度を決めるべき
ということになります。これについては過去記事でも述べてきました。
趣味であれば,Google検索とかどうでもいいということになります。
しかし,少しでも収益を期待するブログであれば,Google検索は意識せざるを得ません。
検索でたどり着いたブログ記事に「先月から」とか「2年前に」とか書かれてるとめちゃめちゃ腹立つんですよ。記事が書かれてから何年も経った後にこっちはその記事にたどり着いてるんだから、相対的に時制書かれてもいつのことなのかわかんないのよ
— テラヤマアニ (@kowagari) May 27, 2020
こちらのツイートをご覧ください。Google検索をしたときにたどり着く記事が,「書いた直後」である保証はまったくありません。むしろそんなことはほとんどないでしょう。
つまり,Google検索される記事を書いていきたいと思うのであれば,
記事に「先月」「先週」「二週間後」「来月」「半年後」などの相対的な時間表現はNG
ということはブロガーの最優先事項ということになります。先ほども書いたようにブログはもともと「日記」なので,「今日は…」とか書きがちなんですよね。
一方でアフィリエイターの人たちは,「今日書いた記事が今日読まれる」なんてことは考えていません。むしろ,
と考えています。ブロガーとは発想が違いますね。
そうなると,ここで書いた「相対的な時間表現はNG」などというのはアフィリエイターさんにとっては常識なわけです。
こういうことで,ブロガーとアフィリエイターの差が「じわりじわり」と出るわけですね。
つまり,ブロガーとアフィリエイターの違いの一つ目は,
記事がいつ読まれるかについて,ブロガーは「いま」,アフィリエイターは「いつかわからない」という認識の違いがある
というわけです。
記事を「先に書いたか」「後から書いたか」ということへのこだわり
ブロガーは時間を意識しがちですので,どうしても「先に書いたか,後に書いたか」というようなニュース速報的な発想があります。
しかし,これについては上記の記事でも「二番煎じを恐れない」と題して話題にしました。
「もうみんな知っていると思い込んで書かない」に深い関係があるのがこの「二番煎じを恐れない」です。
いわゆる「ブログ記事のパクり問題」との関係も深いです。最初に断っておくと,
公式以外は(程度の差はあれ)みんなパクり
ということです。ただし,これはあくまで極論です。
パクりと言ったら抵抗がありますが,キャンペーンなり制度なりを解説するブログの場合は,自分でそのキャンペーンや制度を運営しているわけではないので,やっていることは「公式の解説」になるわけです。
公式サイトだけですべての読者層の理解が満たされることはありません。だからこそ,いろんなペルソナ(想定読者)に対して,各ブログが解説をする意義があるんです。
これが「二番煎じを恐れない」ということの真意です。
という考え方もあるかと思います。しかし,広いインターネット上で「一番最初に書いた人」を特定するのは難しいです。もし特定できたとしても,1番目の人が500文字で,2番目の人が1万文字かもしれませんし。
というわけで,二番煎じであっても恐れずに記事を書くことは,ブログを続けていく上で不可欠です。しかし,もちろん配慮も必要です。
- アウト:他人の記事を画像も含めて完全コピペ
- グレー:他人の記事を見ながら構成も真似て表現が違う
- ベター:他人の記事は読むが,書くときは見ない
もし,他人のサイトの記事を参考にする場合も,あくまで自分が書くときには,その記事を見ながら書くようなことはやめた方が良いでしょう。完全コピペは論外です。
学術界では,他人の論考を参考した場合は「引用」しなければなりません。ブログ界でも,大きく参考にした場合はリンクを貼るべきです。
リンクを貼ると,リンク先の人にSEO上のメリット(多くのサイトから引用されている記事は権威性が高いとGoogleが判断する)があるからです。
また,Googleはどの記事がいつ公開・更新されたかを把握しています。パクり記事は(一般的には)Googleから評価を得られることは(ほとんど)ありません。例外もあるのがやっかいですが…。
悪質であれば,Googleに対して著作権侵害で通報(DMCA侵害)されることもあるでしょう。二番煎じを恐れていては何も書けませんが,やっぱりパクりはいけません。
まとめると,ブロガーとアフィリエイターの違いの二つ目は,
ニュース性が高いほど「先に書くか,後に書くか」ということは気にしがちだが,マスコミもメーカーの公式発表後に報道しているわけで,基本的に「公式以外はみな後追い(パクり)」
ということになります。その上で,公式情報を得るのに不利なブロガーこそ,実体験を含めた付加価値を記事で訴求できるかがポイントですね。
まとめ:ブロガーとアフィリエイターの違いは「時間に対する意識」
ブロガーにとって,時間は敵でもあり味方でもあります。
ブログとアフィリエイトの違いの一つは「時間に対する意識」であると思います。
- 記事がいつ読まれるかについて,ブロガーは「いま」,アフィリエイターは「いつかわからない」という認識の違いがある
- ニュース性が高いほど「先に書くか,後に書くか」ということは気にしがちだが,マスコミもメーカーの公式発表後に報道しているわけで,基本的に「公式以外はみな後追い(パクり)」
上記の二つを本記事では取り上げました。
ブロガーにとってのアドバンテージは「時間」であり,ハンデも「時間」です。
時間とうまくつきあって,良いブログ記事を多くの人に届けていけるようにしたいと思う次第です。
ブロガー向け記事として上記もよろしければご参照ください。