【ブロガーの心得】ブログを書くときの心構え・注意点10箇条
私は2016年3月にブログを始めましたので,本記事作成時点で3年ちょっとになります。ともあれ,これまでやめずに1,000記事以上書いてきただけで,とりあえずよくやったかなと思っています。
ブログを続けるためのモチベーションって,少なくとも私にとっては2つしかないかなと思っています。
- PV(ページビュー:どれだけブログが読まれているか)
- 収益(ブログ運営によって得られるお金やポイント・マイルなど)
収益については過去に上記のような記事を書きました。2017年5月ですから,ブログを始めてたったの1年の時点です。いまだと「ひよっこがなんと偉そうに」と思いますが,いまでも3年なので未だ初心者レベルです。
これはあとの「10箇条」でも書きますが,ブログを書くには開き直り(10.二番煎じを恐れない)が必要なんだと思っていますので,ある意味,これでよかっただろうなと思っています。
ただ,ブロガーさんの中には,「収益は求めない」という人もいます。それはそれでありだと思うんです。
でも,「PVも不要」と言い切っている人を見ると,それでも続けられるのかな…と思ってしまいます。もちろん,できる人もいると思うんですが,やはり少しぐらいは「読まれている」という実感がないと続かない気がします。
となると,PVを得るにはGoogleに評価してもらわないと話になりません。ブログでPVを得るには,SEO(Search Engine Optimization)が必須だからです。Twitterとかから来るPVとか,Google検索の1/100以下です。私の場合。
そのためには,キーワードについての理解はもとより,「誰に対して記事を書いているか=ペルソナ設定」が必須です。そのことは下記の記事に書きました。
あとは,SEOに対する理解が進めば,記事作成=ライティング能力を向上させていくしかないわけで,そのことも下記の記事で書きました。
ただ,私がこれまで考えてきたブログ運営は「砂上の楼閣」「絵に描いた餅」ではなかったかと反省させられるぐらい,2019年3月と6月のGoogleアップデートで痛手を受けています。
そんなわけで,苦しいときこそ原点を振り返るという意味で,自分自身に言い聞かせるためにも,改めて
ブログを書くときに気をつけた方がいいと思うこと10箇条
を以下のように10箇条にまとめてみました。自戒!自戒!自戒を込めて。
- 「Google検索が全て」であることを理解する
- 狙うワードによって記事内容は変わる
- 固定読者も大切にする(SNSも頑張る)
- 記事の更新頻度を上げる
- 文字数もできるだけ多くする
- 結論を先に言う
- 見出しだけでわかるようにする
- 初心者を売りにしない
- 自分を想定読者(ペルソナ)にしない
- 二番煎じを恐れない
1.「Google検索が全て」であることを理解する
まずこれです。というか,これがすべてだと言っても過言ではありません。
記事内容が薄くてもPVが取れるのは,アメブロなどに多い芸能人のブログぐらいです。一般人は,とにかく「SEO=Google検索のための最適化」です。
もちろん,一般人でもTwitterのフォロワーが50万人ぐらいいたら別かもしれませんが…。
SEOっていくらでもプロの人(アフィリエイター)がいるのに,素人ブロガーが上位にきちゃうのが面白いところです。
お金さえ出せば,上記の画像のように,SEOによる検索1位よりも上に「広告(リスティング広告)」が出せるんです。でも,広告費だけかかって元が取れないリスクも高いんですよね…。上記4つの広告のうち3つは企業(公式)ですし…。
しかし,Google検索に最適化(SEOを意識)して頑張って記事を書けば,お金を出さずに「そのキーワード(上記だと「青汁」)の情報を求めている人に記事を読んでもらえる」という権利が得られるわけです。スゴいですよね。
私も過去には,ビッグワード(「青汁」のような有名な単独検索語)で1ページ目(10位以内)になったこともあり,1記事が月に数万PVを稼いでくれたこともありました(それに伴う収益はご想像にお任せします)。
2.狙うワードによって記事内容は変わる
Google検索を目指してSEOを考えるとき,重要になるのが「どんな検索ワードを狙うか」ということです。例えば,
- 「ソラチカカード」
- 「ANA To Me CARD PASMO JCB」
- 「マイルが貯まるクレジットカード」
の三つはいずれもほぼ同じ内容を指しますが,それぞれユーザーの検索意図は異なります。
「ソラチカカード」なら少なくともこのワードを知っている人ですし,「ANA To Me CARD PASMO JCB」は手で入力しませんから,一度は関連情報を検索済みでコピペして検索した人,「マイルが貯まるクレジットカード」はこれから調べ始める人です。
そうなってくると,タイトルや見出しにどのワードを入れるかを選ぶかによって,記事内容も変わってくるはずです。一番読んで欲しいのはこれから調べ始める人ですが,目的がしっかりしている人の方が実行力があるかも知れません。
このように,「どこの層を狙って記事を書くか」というのがペルソナ設定(対象読者を想定した記事作成)です。詳しくは下記の記事をどうぞ。
3.固定読者も大切にする(SNSも頑張る)
「Google検索が全て」というと「固定読者はどうでもいいのか」と誤解されそうですが,もちろんそんなことはありません。
ブロガーとアフィリエイター(プロ)の差って,「キャラ設定があるか」ってところだと思うんです。私ならこの「もにもにた」というキャラが好感を持ってもらえばもらうほど良いわけです。
もちろん,PVという点ではGoogle検索には現状では及びません。しかし,固定読者をつかむということは「Google一点頼み」からの脱却なので意味があるんです。
というわけで,もにもにた(@monimonita333)のTwitterや,上記のLINE@もお願いします(笑)。
4.記事の更新頻度を上げる
これもブログを始めた人は,一度は考えますよね。
毎・日・更・新
これは正義ですよ!PV上がりますよ!………でも,続かないんですよね。毎日更新を一時的でも続けられる人は,それだけでブロガーとしての才能があると思います。
ただ,毎日更新を掲げて続かず,結局はやめちゃうなら無理しても仕方ないです。できる範囲でやるしかありません。
そもそも,ブロガー志望者って「自由な生き方をしたい!」って始める人が多いのに,ブログに追われてたら世話ないですよね(笑)。
これに関しては,「ブログで稼げたら仕事やめてもよい?」問題もつきまといます。私は仕事やめるつもりは(いまのところ)ないですけど。
5.文字数もできるだけ多くする
これも頑張った方がいいに決まっています。先にも述べましたが,SEOに頼らずにPVが稼げるのは,芸能人のブログぐらいです。芸能人ブログなら,1記事数百文字でもファンが読んでくれます。
しかし,一般人のブログではそうはいきません。「短いと意味がない」と言っているわけではなくて,「記事単体として,多くの人(背景知識も様々)が理解できるレベル」を求めると,それなりの長さは必要だということです。単に文字数が多ければいいと言っているわけではありません。長文がやたら高く評価される時代(長文SEO)は終わりましたしね。
「人にわかってもらう」というのが,ブログを書くときに重要な考え方です。そして,「前提を飛ばす」ということは,それだけ「対象読者を減らす」ということです。
たとえば,この記事で何回か使った「SEO(Google検索に引っかかるための最適化)」という語についてもそうです。「SEO」を説明なく使うと,「SEOぐらい知らんやつは読むな」という記事になります。
この記事の想定読者(ペルソナ)は,「ブログを数年続けている人」だけでなく「ブログをこれから始めようとしている人」もあるはずです。
にもかかわらず,「SEOぐらい知らんやつは読むな」というのは自爆です。もちろん「PVなんかいらん。わかる人だけ読めばいい」という確固たる意図があれば,それはそれでOKです。
6.結論を先に言う
ブログ=日記というイメージの人も多いのか「みなさん,こんにちは。今日は○○した○○です」みたいな書き出しの人もいますが,SEOでGoogle検索メインなら,記事アップから時間が経ってから読んだら意味わからないですよね。
また,せっかく検索キーワードのことを「知りたい」って来てくれた人が「なんか関係なさそう」って思うと離脱(他のページに移動すること)してしまいます。
というわけで,絶対に重要なのは「結論を先に言う」ということです。え?結論を先に書いちゃうと続きを読んでくれないって?そんなことはありません…というか,そうならないように書くのがブログです。
「実は○○は○○なんです。その理由とメリット・デメリットを解説します」みたいな書き方ですね。
ちなみに「結論を先に言う」ことも重要ですが,「大事なことは何度でも言う」ということも大事です。
7.見出しだけでわかるようにする
「見出し」はとても重要です。例えば「ソラチカカード」というタイトルで,
- 年会費
- LINEルート
- 交換日数
- デメリット
だと,見出しだけ見ても意味不明ですよね。せめてタイトルの「ソラチカカード」を入れて,
- ソラチカカードの年会費
- ソラチカカードはLINEルートに必須
- LINE→ソラチカ→ANAマイルへの交換日数
- ソラチカカードのデメリット
にした方が見出しだけでだいぶわかりやすくなります。そもそも見出しって,目次の役割だけでなく「長い記事の中での道しるべ」みたいな役割があります。「あれ?何の話を読んでたんだっけ?」みたいな人向けです。
- ソラチカカードの年会費は2,160円だが安くする秘策あり
- ソラチカカードはLINEルート(LINEポイント→メトロポイント交換)に必須
- LINEポイント→ソラチカ(メトロポイント)→ANAマイルへ必要な交換日数
- ソラチカカードによるLINEルートのデメリットは交換手順が面倒なこと
さらに見出しを工夫して上記のようにすれば,もはや記事を読まなくてもOKかもしれません。それぐらい見出しは重要です。
8.初心者を売りにしない
ブログを始める動機付けになるのは,「面白いことを知った!私もブログを書いていろんな人に知ってもらおう」というきっかけが多いかと思います。
その場合,「初心者が勉強しながら始めました」というブログになりがちですが,これはNGです。
もちろん,初心者であるからこそ,慣れた人が見落としがちなポイントをおさえることができるかもしれませんが,それはそれ,これはこれです。
投資でもマイルでも携帯でも,「そのことについて知りたい人」が検索でやってきてくれたとして「初心者や素人を前面に押し出している情報」を参考にしたいと思うでしょうか?そうではないでしょう。
SEOの観点でも,最近のGoogleは「E-A-T」を重視すると宣言しています。
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trust Worthiness(信頼性)
この点から見ても「初心者です!素人です!」みたいなブログがGoogleから評価されることはないことがわかります。かといって,医師や弁護士などの専門職を詐称することはNGです。
9.自分を想定読者(ペルソナ)にしない
これもブログ初心者がやりがちなミスです。「初心者を売りにしない」と対極にあるかもしれません。
どんなジャンルでも,自分自身が詳しくなってくると,
- 前提を飛ばして記事を書く(狭い読者にしか届かなくなる)
- もうみんな知っていると思い込んで書かない(書く幅が狭くなる)
- 特ダネばかり狙う(マイナーなことばかり書くようになる)
主に上記の三つの弊害が出てきます。
一つ目の「前提を飛ばす」については,「5.文字数もできるだけ多くする」のところで書いたので割愛します。
二つ目の「もうみんな知っていると思い込んで書かない」は,初心者を脱してそのジャンルに詳しくなった頃にやりがちです。
たとえば,「楽天カードってめちゃくちゃ有名だから,誰でも知っているし,みんな持っているから記事を書いても無駄だよね」みたいな考え方です。
実際には当然ながらそんなことはありません。むしろ「誰でも知ってそうなこと」ことこそ,それだけ読者層が広い書くべきテーマなのです。実際,楽天カードは日本一の発行数で,潜在PVも膨大です(もちろん,それだけSEOも熾烈ですが)。
三つ目の「特ダネばかり狙う」は,二つ目の「もうみんな知っていると思い込んで書かない」と連動しています。
もうみんな知っていることなんか書いても仕方がないと思い込むと,どこにも書かれていないことを探し続けることになります。
もちろん,そんな特ダネはなかなか落ちていませんし,あったとしても非常にリーチ層(その記事を読んでくれる人の幅)が狭いかもしれません。
特ダネばかりを探し,書けることが少なくなり,やがて更新が止まる。このようにしてブログは死んでいきます。
10.二番煎じを恐れない
「9.自分を想定読者(ペルソナ)にしない」でも取り上げた「もうみんな知っていると思い込んで書かない」に深い関係があるのがこの「二番煎じを恐れない」です。
いわゆる「ブログ記事のパクり問題」との関係も深いです。最初に断っておくと,
公式以外は(程度の差はあれ)みんなパクり
ということです。ただし,これはあくまで極論です。パクりと言ったら抵抗がありますが,キャンペーンなり制度なりを解説するブログの場合は,自分でそのキャンペーンや制度を運営しているわけではないので,やっていることは「公式の解説」になるわけです。
公式サイトだけですべての読者層の理解が満たされることはありません。だからこそ,いろんなペルソナ(想定読者)に対して,各ブログが解説をする意義があるんです。これが「二番煎じを恐れない」ということの真意です。
という考え方もあるかと思います。しかし,広いインターネット上で「一番最初に書いた人」を特定するのは難しいです。もし特定できたとしても,1番目の人が500文字で,2番目の人が1万文字かもしれませんし。
というわけで,二番煎じであっても恐れずに記事を書くことは,ブログを続けていく上で不可欠です。しかし,もちろん配慮も必要です。
- アウト:他人の記事を画像も含めて完全コピペ
- グレー:他人の記事を見ながら構成も真似て表現が違う
- ベター:他人の記事は読むが,書くときは見ない
もし,他人のサイトの記事を参考にする場合も,あくまで自分が書くときには,その記事を見ながら書くようなことはやめた方が良いでしょう。完全コピペは論外です。
学術界では,他人の論考を参考した場合は「引用」しなければなりません。ブログ界でも,大きく参考にした場合はリンクを貼るべきです。
リンクを貼ると,リンク先の人にSEO上のメリット(多くのサイトから引用されている記事は権威性が高いとGoogleが判断する)があるからです。
また,Googleはどの記事がいつ公開・更新されたかを把握しています。パクり記事は(一般的には)Googleから評価を得られることは(ほとんど)ありません。例外もあるのがやっかいですが…。
悪質であれば,Googleに対して著作権侵害で通報(DMCA侵害)されることもあるでしょう。二番煎じを恐れていては何も書けませんが,やっぱりパクりはいけません。
まとめ
本記事では,
ブログを書くときに気をつけた方がいいと思うこと10箇条
を以下のように10箇条にまとめてみました。
- 「Google検索が全て」であることを理解する
- 狙うワードによって記事内容は変わる
- 固定読者も大切にする(SNSも頑張る)
- 記事の更新頻度を上げる
- 文字数もできるだけ多くする
- 結論を先に言う
- 見出しだけでわかるようにする
- 初心者を売りにしない
- 自分を想定読者(ペルソナ)にしない
- 二番煎じを恐れない
もし11番目に追加するとしたら,「有料サロンやnoteなどに取り込まれない」ですかね(笑)。この記事はさておき,ブログの書き方については多くの方が無料で素晴らしい情報を発信してくています。
さて,ここまで偉そうに書いてしまいましたが,本記事は自分自身へ言い聞かせるために,自戒を込めて書いたものです。
ただ,諦めずに数年ブログをやってきたものとして,2019年3月と6月のGoogleアップデートで心がおれそうになっている方,これから改めてブログを始めてみようと思っている方に,少しでも参考になればという気持ちもあります。
上記のプロフィール記事にも書きましたが,ブログを続けることは簡単そうに見えて,実はそう簡単ではありません。
継続する能力
ブログをしていて思うのは「とにかくやめる人が多い」ということ。逆に言えば,どんなに平凡でも長く続けているだけで価値がある。
何でもそうだ。私が経験したある道には,才能のある人が山ほどいた。かなわないと思った。
でも,自分は続けた。そして,残っているのは続けた者だけだ
— もにもにた (@monimonita333) 2018年8月11日
上記ようなツイートをしたことがあります。本業での経験上の話ですが,不思議なことに,とてつもない知識をため込む秀才も,同じデータを見てまったく異次元の発想をする天才も,ほとんど脱落していきました。その理由はそれぞれです。しかし,結論は…
諦めずに続けた者だけが残る
ということでした。これは私にとって強烈な人生訓となっています。ブログも同じようなものかと思っています。一緒に頑張りましょう。
おはようございます。
文末に出てくる「有料サロン」とは何でしょうか?
noteは時々見かける、自分の知っている情報を有料で販売するものですよね。
つかもとさま
おはようございます。有料サロンはいろいろありますが、ブロガー向けのものです。イケハヤさんのとか。