今回は関西の家電量販店です
さて,過去看板記事だったケータイ乞食体験記です。2019年6月にauのiPhone8 64GBを一括0円+0.5万円CBで3台MNPしたの最後に,2019年秋から総務省規制のケーコジ暗黒時代に突入してしまいました。
それがついに2022年になって復活の兆しを見せており,久しぶりの契約となりました。
なぜauばかりなのか?
さて,なぜauばかりなのかといいますと,私にはドコモもソフトバンクもいわゆる特価BL(契約はできるけども,各種割引が適用されない制限)がかかっているのです。特価BLについては下記をどうぞ。
ドコモは機種変更ならできるんですけどね。
ゼロからのMNP指南
過去にあった回線は既に整理してしまっていたので,今回はリンクスメイトからのMNPとなりました。つまり,ゼロからのMNPです。今回も,完全にゼロから解約までを1セットで計算したいと思います。
何も手元にないところから2回線契約・維持・解約したら,どのような収支になるのかをさらしたいと思います。自己回線を一切使わず,ゼロからのケータイ乞食活動は,一般の方々にも可能なモデルとして参考になるのではないかと思います。
ただし,案件については「すごい良条件なので自慢したい!」とかは一切ありません。関西の地方都市では,最良案件を吟味するような選択肢はなく,たまたま見かけた案件にパッと飛びついたまでです。
私はケータイ乞食のプロの方々には遠く及ばないので,プロの方はとにかくご勘弁ください。あくまで「MNPっておトクなの?」という初心者向けの記事となっております。
リンクスメイトはドコモ回線なので,ドコモへのMNPはできないと言われることがあります(現在はシステム的にはドコモ回線→ドコモもMNPできるはずなのですが…)。
ドコモへのMNPは,楽天モバイルやb-mobile S 990ジャストフィットSIMなど等が良いと思います。
支出を計算:転出元はリンクスメイト2回線です
支出は大きく分けて2通りあります。支出1がMNP弾の補充,支出2がiPhone12(64GB)の維持費などです。
支出1:リンクスメイトSIMの2台分経費
まず,転出元のMNP弾の計算から始めたいと思います。下記の記事で取り上げたリンクスメイトで,2022年2月13日に仕込みました。
さて,2022年2月19日の契約に間に合ってますので,準備期間は約1週間ですね。
ただし,リンクスメイトはMNP予約番号発行にやや時間がかかる印象です。早めに発行手続きをしておきましょう。有効期限は発行日を含め15日間です。
今回はMNP弾として使うので,音声SIMを選択しました。データSIMはMNPできませんのでご注意ください。月額基本料は,最安は100MBで517円(税込)です(なおかつ日割り計算)。
あと,送料が1梱包に1,100円かかります。
また,リンクスメイトは同一グループ内のMNP予約番号を同時発行できないという難点もあります。今回は時間をかけて午前と午後に分けてやったので問題なかったですが,時間が無いときは困りますね…。
リンクスメイト | リンクスメイト | |
---|---|---|
初期手数料 | ¥0 | ¥0 |
月額基本料1ヶ月分 (2/18~日割り) |
¥375 | ¥375 |
プラン解約手数料 | ¥3,300 | ¥0 |
送料 | ¥1,100 | ¥0 |
計 | ¥4,775 | ¥375 |
2回線で5,150円ですね。今回はドコモ系のリンクスメイトを使いましたが,auにMNPするならドコモ系のイオンモバイルもオススメです。
キャンペーン時には特にオススメです。
支出2:iPhone12(64GB)の端末代金や維持費&解除料
さて,次にiPhone12(64GB)の維持費や解除料などの計算に移りたいと思います。
iPhone12 64GB |
iPhone12 64GB |
|
---|---|---|
端末代金(一括価格) | ¥9,800 | ¥9,800 |
契約事務手数料 | ¥3,300 | ¥3,300 |
1ヶ月目ピタットプラン5G | ¥876 | ¥876 |
2~4ヶ月目ピタットプラン5G | ¥8,184 | ¥8,184 |
契約解除料 | ¥0 | ¥0 |
支出計2 | ¥22,160 | ¥22,160 |
さて,上記の表の計算内容についてですが,1ヶ月目のピタットプラン5Gは日割りになります。2022年2月19日契約で計算しました。
いま,契約解除料は基本的に0円になってます。「下取りプログラム」も以前と比べると,ずっと低額なので計算に入れていません。昔に比べてシンプルになりましたね。
ただ,「2年契約N」を適用すると,187円(税込)/月値引きになりますが,契約解除料1,100円がかかります。半年以上維持するなら付けてもいいですね(とはいえ,「2年契約N」も2022年3月31日終了予定)。
また,30歳以下を利用者登録すると,au応援割(U30)が適用できるので6ヶ月間2,750円(税込)/月で,使い放題MAX 5Gにもできると思います。その場合,初月は割引き前の7,238円から日割りです。
その他の条件
今回のその他の条件は下記の通りです。
- auスマートパスプレミアム(30日間無料)
シンプルですね。ごちゃごちゃ付いてた昔がかえって懐かしいです。
2ヶ月目以降の維持費
というわけで,2022年2月19日契約なので,2月残りの9日間の日割り分を計算すると,支出は先ほどの表の通りとなります。
翌月からは,ピタットプラン5Gの2,728円(税込)(家族割プラス2人適用)で,一般的にBL基準と昔は言われていた4ヶ月目まで最低でも維持する計算としました。いまのBL基準は全くわかりません。
でもまあ,2019年に一度,BL(ブラックリスト)になってますので,今回は無難に半年以上は契約維持するかもしれません。出費はかさみますが…。
収入を計算:下取り分のキャッシュバックはその場で現金
今回,購入したiPhone12(64G)です。ホワイトとブルーが1台ずつです。もうiPhone12の在庫も少なそうですね(2022年2月19日時点)。
iPhone12(64GB)の端末価値
あと,2022年2月19日時点の携帯買取専門店(通称:コリアン)さんの買取価格を参考に,iPhone12(64GB)の端末価値を中古の52,000円で計算します。
以前と大きく違うのが「基本的に初期設定のために開封される」というのが基本となっていることですね。転売防止です。自分や家族で使うのが一番ですね。
あくまで端末価値の推定をしているだけで,端末の売却・転売を推奨しているわけではありません。ご了承ください。
トータルの収入の計算をしてみます
それでは,収入の計算をしてみましょう。下取りだけではなく,クーポンなんかもないですから,単に端末が安く買えただけという感じです。
iPhone12 64GB |
iPhone12 64GB |
|
---|---|---|
端末価値 | ¥52,000 | ¥52,000 |
収入計 | ¥52,000 | ¥52,000 |
収支を計算:ゼロからMNP弾を作った場合の結果
今回はb-mobile S スマホ電話SIMからMNP弾を作って,一から始めました。つまり,読者のみなさんも「自分の契約している現在の回線とは全く関係なく」これと同じ手順を踏めます。
b-mobile S スマホ電話SIM→ iPhone8 Plus 64GB |
2台計 | |
---|---|---|
支出計1 | ¥-4,775&-375 | ¥-5,150 |
支出計2 | ¥-22,160 | ¥-44,320 |
収入計 | ¥104,000 | ¥104,000 |
最終収支 | ¥54,781 | ¥54,530 |
27,265円/台という結果になりました!もちろん,ケータイ乞食全盛期には及びませんが,「安く欲しい端末を買う」ということなら十分な成果です。
SIMロック解除の受付条件を一部変更 | サービス・お手続きに関する情報 | au
auは2017年12月1日以降,一括払いで購入の場合は,一括払いの支払い確認後(すなわち即日に近いタイミング)にSIMロック解除ができるようになりました。この点は本当にありがたいです。
まとめ
いろいろ勉強して,ケータイ乞食分野に新規参入しても,もはや先がない…というのが2019年秋以降の常識でしたが,久しぶりにお得な契約ができました。
- 27,625円/台=2台で54,530円の利益
利益というか,49,470円(支出1+支出2)でiPhone12(64GB)が2台買えたと考えるべきでしょうね。
まあ,4ヶ月維持は危ない気がしますので,もう少し維持すると目減りしますが,それでもお得です。
とはいえ,一時的なお祭り騒ぎかもしまれませんので,過大な期待は禁物です。
ただ,ケータイ乞食=ケータイ料金の仕組みを知ることなので,その意味ではケータイ料金節約術につながる可能性もあります。
クレジットカード発行などのポイント活動と比較し,「何円以上のメリットがあれば発行しても良いか?」と考えるといいですね。
これは,ケータイ乞食だけをやっていたときにはなかった視点です。ケータイ乞食と陸マイラー=ポイント活動は親和性があると思います。
陸マイラー=ポイント活動に興味がある方は上記の記事もどうぞ!
ともあれ,本記事はあくまで私の体験談です。本ブログの読者さまが,本記事をどのように理解して活用するかは,それぞれの価値観であるかと思います。少しでもお役に立てば幸いです。
リンクスメイトはドコモ回線なので,ドコモへのMNPはできないと言われることがあります(現在はシステム的にはドコモ回線→ドコモもMNPできるはずなのですが…)。
ドコモへのMNPは,楽天モバイルやb-mobile S 990ジャストフィットSIMなど等が良いと思います。
コメント失礼します。
最近家電量販店でのキャンペーンで特価機種の3ヶ月の購入履歴がある方は、、、とよく見かけるのですが、これは同じ系列の店舗じゃなければ大丈夫なのでしょうか?例えば今週ジョーシンのauでキャンペーンの特価機種を買い、来週エディオンのauで同じようなキャンペーンをしていたとして、MNPしたい場合、契約は問題なく通るのでしょうか?もしご存じであれば教えていただけたら幸いです。
心さま
全くわかりません。ただ,私は今回の記事(ジョーシン)のあと,1台追加(ヨドバシ)しましたが,問題なく買えました。たまたまかもしれません。試してみるしかないですね。
もにもにた様
早速の返信ありがとうございます。
なるほど、問題なく通るのですね。もちろんおっしゃられているようにたまたまかもしれないですし、割と通ることなのかもしれないですよね。
話が少し変わってしまうのですが、リンクスメイトはドコモ回線だと思うですが、リンクスの弾をドコモに転入させることは可能なのでしょうか?(特価機種を契約することはできるのか?)
ドコモ回線のMVNOはMNP予約番号が11で始まるので、ドコモへの転入は無理だと思います。なぜか大丈夫なこともありましたけど…。
なるほど、ありがとうございます。参考にさせていただきます。
4日です。
別の日とはどれぐらい日にちをあけましたでしょうか?
別の日です。
おはようございます。
質問ばかりで申し訳ありません。
昨日、私は今回の記事(ジョーシン)のあと,1台追加(ヨドバシ)しましたが,問題なく買えました。と返信頂きましたが、それはその日に同じ日に続けて契約をしたということでしょうか?それとも日を改めて、契約を進めて通ったということでしょうか?
心さま
そうですね。ドコモへのMNPは,楽天モバイルやb-mobile S 990ジャストフィットSIMなど等が良いと思います。
下記の記事の末尾をご参照ください。
https://www.k-taimiler.com/entry/linksmate
やはり基本無理なんですね。
ではドコモに転入する場合はビーモバイルがいいですかね?それとも今だと楽天もありでしょうか?