「飛行機に乗りまくる旅」は大人の無駄な遊び
カードラウンジではなく,航空会社ラウンジを使うために,SFC修行と呼ばれる「飛行機に乗りまくる旅」をする人たちがいます。私も2016年に,ANAのSFC修行を終えました。
はっきり言って,「おトクかどうか」みたいな基準で考えると,ちっともおトクではありません。SFC修行には,50,000PPが必要なのですが,およそ1PP=10円(PP単価といいます)かかるのが相場なので,およそ50万はかかります。大人の無駄な遊びです。
しかし,年を取ってくると,ある意味いろいろな「無駄な時間の使い方」ができなくなってきます。そんな人たちに,「無駄な時間を使う最大の言い訳」を与えるのがSFC修行なんだろうなと思うわけです。
つまり,無駄が良い,無駄が楽しい,無駄が最高!という感じです。
陸マイラー活動でANAマイルを貯めれば,その50万円もANA SKYコインへの変換で,ほとんど負担感なく進められますしね…。
というわけで,私もすっかりハマって,2017年はJALのJGC修行をしました。
JALはANAと違って,ソラチカルートのような高交換率がないのですが,2017年8月31日までの期間限定で,実質80%のモッピールートがあります。
その他,JALのマイルの貯め方情報は下記からどうぞ!
国内線ラウンジと国際線ラウンジの差
さて,そんなわけで,すっかり航空会社ラウンジにも入り慣れてきたわけですが,実はこうした「飛行機に乗りまくる旅」ができるようになったのは,2016年3月から陸マイラーを始めてからのことで,それまではたまに海外に行ったときにプライオリティ・パスで入れるラウンジを使う程度でした。
とりわけ国内線に関しては,荷物を預けない派だったので,
ギリギリに空港に到着し,さっさと空港を離れる
というのが主たる行動パターンで,国内線にラウンジがあるということの意義すら,いまひとつ理解していませんでした。
そんな私なので,国内線ラウンジと国際線ラウンジに差があると知りませんでした。カードラウンジ=アルコール無し(セントレア除く),航空会社ラウンジ=アルコール有りってのは,プライオリティ・パスで海外のラウンジを使っていたので知っていました。
しかし,実は国内線ラウンジと国際線ラウンジの差は知らなかったのですよ…。ご存じですか?国内線ラウンジにはフード無し,国際線ラウンジにはフード有りという差を…。
上記の記事を書いたときに,羽田国内線空港ラウンジで「カレー食べたい」みたいなTweetをしたんです。そうしたら,ためたろう(id:milelove)さんが「国内線ラウンジにはカレーないよ」って,教えてくださいました。その節はお世話になりました。
国際線なら、ANAラウンジでカレーありますよー笑
— ためたろう (@tametarou_) 2016年8月27日
まあ,とにかく誰もが何も知らないところからのスタートだという一例です(笑)。
国際線ラウンジといえば,ビジネス/ファーストクラス
国際線ラウンジを使うには,一般的にはファーストクラスやビジネスクラスの航空券を購入したときです。もちろん,マイルを貯めて特典航空券でもOKです。
上記の記事でビジネスクラスとエコノミークラスの差についても書いています。よろしければご一読ください。
SFC(スーパーフライヤーズカード)があれば同伴者1名までラウンジOK
SFC修行を終えて,ANAプラチナ会員になれば,スーパーフライヤーズカード(SFC)が発行できます。そうすれば,国内線普通席や国際線エコノミークラスでも,同伴者1名までラウンジに入室が可能になります。
ビール大好き党であれば,これだけでもかなりうれしいですね!
しかし,食べ物は上記の「すなっくみっくすおつまみ」しかないのですよ。これは物足りない感があります。まあ,国内線ラウンジでは基本的に短時間なので,気にならないといえば気にならないのですが…。
「やっぱり食べ物も欲しい!」
という声が聞こえてきそうです。いや,もう一人の私がそう叫んでいます。
成田空港からの国内線出発だと国際線ANA ARRIVAL LOUNGEが使えます
前置きが長くなりました。実は国内線の中で,成田空港からの国内線出発の場合,国際線ANA ARRIVAL LOUNGEが使えます。上記の写真をご覧ください。
国内線でご出発のプレミアムクラス/スターアライアンスゴールドカードをお持ちのお客様もANA ARRIVAL LOUNGEをご利用ください。
と書いてあります。
第1ターミナル南ウィング1階,上記のフロアマップ左下のあたりになります。
成田空港国際線ANA ARRIVAL LOUNGEの内部をご紹介します
先ほどのカンバンを含めたANA ARRIVAL LOUNGEの入口はこんな感じになっています。エレベーターの脇なので,気づきにくいかもしれません。
もちろん,SFC会員だけではなく,ANAダイヤモンド,ANAプラチナ会員なども対象となっています。クレジットカードのゴールドカードでは入れません。敢えてこの成田空港国際線ANA ARRIVAL LOUNGE,成田発の国内線プレミアムクラスを購入してみるのも面白いですね!面白い体験への投資です。
コーヒーメーカーです。その都度,豆をひいてくれるタイプですね。
国内線でもおなじみビールサーバーです。一番搾りでした。焼酎とウィスキーも置いてあります。
ソフトドリンク類とビールグラスは冷蔵庫に入っています。この辺は国内線ラウンジも同じですね。
サブレ(だったかな?)とおかきです。
おにぎりです。鮭と梅でした。美味しくいただきました。
サンドイッチです。
パンとバターにジャムです。ここまでが成田空港国際線ANA ARRIVAL LOUNGEのフードなのですが,ここで私は重大なことに気づいてしまいました。それは…
カレーがない
………仕方ありませんね(ションボリ)。さて,気を取り直して,ラウンジ内部の様子を見てみましょう。
座席はこんな感じです。
なかなか広々としていました。
国際線ラウンジではおなじみのシャワールームもありました。国内線だけ搭乗予定の人も使えるのか試してみれば良かったとあとで思いました。
…と思っていたら,本記事公開後にだいちぃ(id:traveler_da1)さまに,Twitterでコメントをいただきました。
国内線出発でシャワー、いけますよ!ユナイテッドのトライアルステータスで行けました😊シャワー浴びてスッキリです〜
— だいちぃ(24)34,966PP (@traveler_da1) 2017年8月8日
おお!そうなんですね!今度,試してみたいと思います!
新聞や雑誌も取りそろえられていました。なかなかの充実ぶりです。
まとめ
「ご出発までの時間を、ゆったりと贅沢に」というキャッチコピーの通りですね。飛行機って,新幹線に比べて狭くて,待ち時間が多いというイメージですが,ラウンジは待ち時間を楽しみに変えるサービスだと思います。
SFC修行を終えても,なかなか国際線には乗る機会がない!という方は,ぜひ,成田空港を利用してみてはいかがでしょうか。成田空港には,全国的にも有名なつけ麺「とみ田」もあります。オススメです。
敢えてこの成田空港国際線ANA ARRIVAL LOUNGE,成田発の国内線プレミアムクラスを購入してみるのも面白いですね!面白い体験への投資です。
さらに,上記の記事を書いたときに気づいたのですが,たとえば伊丹-成田のJAL3002便は,国際線機材である777-300を使用しているので,クラスJに乗ると,ビジネスクラスの座席に座れます(食事などは出てきません)。
これは快適でしたねー。フルフラットになります。知らずに乗ったので,本当に驚きました。ビジネスクラスってこんななのかー,という体験にもってこいです。
予約画面の白抜きの「J」のアイコンこそ,国際線機材の証です。というわけで,伊丹-成田で777-300の国際線機材ビジネスクラスに乗り,帰りはANAで国際線ANA ARRIVAL LOUNGEを堪能!なんて旅も面白いと思います。ただし,カレーはありません(しつこい)。
JALはBA(ブリティッシュエアウェイズ)マイル,ANAはUA(ユナイテッド航空)マイルを利用するとおトクです。BAは上記の記事,UAは下記の記事をご参照ください。
そして,なんといってもこれらの「大人の無駄な遊び」は,マイルを貯めるところから始まります。マイルの貯め方に興味を持たれた方は下記の記事もどうぞ。
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